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Presse-Information

2022年 九月 06

InnoTransのバスディスプレイ:技術革新をライブ体験

InnoTrans 2022に来場した方は、ベルリンメッセで14台のバスによって展示されるバスの技術革新に鮮明な衝撃をうけることでしょう。バスディスプレイでは、車両、代替エンジン、充電インフラを展示します。サマーガーデンにある500mのテストコース(デモンストレーションコース)をバスが巡回し、来場者に試乗してもらうというライブイベントを行います。

InnoTrans 2022に来場した方は、ベルリンメッセで14台のバスによって展示されるバスの技術革新に鮮明な衝撃をうけることでしょう。バスディスプレイでは、車両、代替エンジン、充電インフラを展示します。サマーガーデンにある500mのテストコース(デモンストレーションコース)をバスが巡回し、来場者に試乗してもらうというライブイベントを行います。

バスディスプレイでのSolaris社のプレミア公開

ポーランドのメーカー、Solaris社は、水素を主なエネルギー源とする全長18mバス「Solaris Urbino 18 hydrogen」をメッセで初公開します。この小型版のUrbino 12と同様に、最先端の燃料電池がミニ水素発電所として搭載されています。Solaris Urbino 18 hydrogenは、今年のInnoTransで来場者に初公開される約250のワールドプレミアのうちの一つです。

オランダ発の新しい電動バス

オランダのEbusco社は、サステナブルな公共交通を追求するため、現在のバスデザインの限界を超えた完全電動公共バス3.0を展示します。また現行の3.0に加え、InnoTransでは新型電気バス「Ebusco 2.2」も展示します。「先日、ドイツ最大の公共交通機関に当社のバスをまず90台納車しました。」と、Ebuscoのマネージング・ディレクター、Peter Bijvelds氏は述べます。「納車の際、バスは当社の本社からベルリンまで道路を走行してきたのですが、636.8kmの距離を途中充電なしで走行することができました。しかも、ベルリン到着時にはまだ充電が残っていたのです。多くの企業がこれに続いてゼロエミッションバスを購入し、業界としてさらに安全で気候変動に影響されずに走ることができるようになることを願っています」と、Bijvelds氏は続けます。「またInnoTrans に出展できることを嬉しく思います。また、これは多くの業界関係者と話し、当社のイノベーションを発表する素晴らしい機会にもなります。」

未来の100%エミッションフリーな都市を目指して

Škoda社は、バスディスプレイにH'CITYとT'CITY 36TRの2台の革新的なバスを展示しています。Škodaトロリーバス T'CITY 36TRは、同社が開発した新ボディで製造された100%低床のトロリーバスです。Škoda H'CITYは、PEM燃料電池とバッテリーを動力源とする新しい水素バスです。Škoda社は「新エネルギー車(New-Energy-Vehicles)」への取組の一部として、エミッションフリーの未来の都市のためのソリューションとなることを目指しています。

ベルギーのVan Hool社は、InnoTransでバッテリー式電気自動車「A12」を発表しています。Van Hool Aシリーズは、100%エミッションフリーの公共交通機関用バスの新シリーズです。このシリーズにより、同社は都市・地域公共交通向けの環境配慮型路線バスの分野でポートフォリオを拡充しています。

妥協のないソリューション

VDL Bus & Coachはさらに一歩先へと進んでいます。

同社のビジネスマネージャー、Alex de Jong氏は、「これまでは『ゼロを目指すこと』が目標となっていましたが、今日ではゼロエミッションは住みやすい都市にとって最早当たり前のこととなっています。そのためには、新しいテクノロジーと、従来とは異なる考え方が必要です。当社の新しいバスコンセプト「Citea」は、妥協のないソリューションを提供します。」と語ります。同社がInnoTransで発表した、バスのサイズに4種のバリエーションのある、5つのタイプから構成された新しいCitea製品群では、床埋め込み型バッテリー、一体型コンポジットサイドウォール、スマートエネルギー管理、気候制御システム、人間工学に基づいたドライバー環境が5大イノベーションとして挙げられています。

このほか、バスディスプレイには、Karsan Automotive 、OTOKAR Europe、SBRS、K-Bus、Ventura Systems、Altas Auto、Kiepe Electric、Ferrovieの各社が出展しています。

バスに関する各種講演

公共交通機関における新技術とその活用について、講演と討論を行います。2022年9月22日(木)午前10時より、hub27にて公共交通フォーラムが開催され、政治、行政、交通事業者の代表者が交通革命の成功に向けた革新的な戦略について議論します。

続く午後2時からの国際バスフォーラムでは、「市民サービスとしてのモビリティ」と題し、議論が展開されます。ドア・ツー・ドアの信頼性の高いサービス、利用しやすく、費用対効果が高く、ネットワーク化され、そして個々のニーズへの柔軟で高い適応性などについて議論していただきます。

スピーカーコーナーでは、バスに関するさまざまなプレゼンテーションも行います。Voith Groupはバスや鉄道車両向けのH2貯蔵システムを、Optibus社は3ヶ月で60万ユーロを節約したケーススタディ(公共交通機関のプランニングとスケジューリングにおけるデジタル変革の価値)を紹介します。ドイツ鉄道/Bonvoyoは、公共交通の新しいあり方とモビリティ予算について議論します。また、PwC社は公共交通を見直し、AIでモビリティの未来を形作ることを望んでおり、Door2Door社はオンデマンドの公共交通とバスネットワークの可能性を最大限に引き出すことを目的としています。

全イベントを掲載するサポートプログラムは、オンラインでご覧いただけます: https://plus.innotrans.de/

InnoTrans について

InnoTrans は2年毎にベルリンで開催される国際鉄道技術見本市です。 前回は、61 ヶ国  3,062 の出展者が参加し、149 ヶ国から153,421 人のビジターが来場して、世界の鉄道業界の革新技術について情報を集めました。本見本市は、Railway Technology(鉄道技術)、Railway Infrastructure(鉄道インフラ)、Public Transport(公共交通)、Interiors(インテリア)、Tunnel Construction(トンネル技術)の 5 つの部門に分かれています。InnoTrans はメッセ・ベルリンが主催します。第 13 回 InnoTrans は 2022 年 9 月 20 日~ 23 日の期間、メッセ・ベルリン国際見本市会場で開催されます。詳細については www.innotrans.com をご覧ください。