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Press Release

2022年 六月 09

InnoTransに期待する輸送業界の動き

2022年9月20日~23日に開催されるInnoTransの展示スペースは、現時点で95%が既に決定しています。屋外エリアでは100台以上の車両を、バス展示では12台のバスをご覧いただけます。その中には、多くのイノベーションや世界初披露の車両も含まれます。オープニングセレモニーでは、Volker Wissing EU連邦交通・デジタルインフラ大臣とAdina Vălean (tbc)運輸担当委員にご参加いただく予定です。

2022年、第13回を迎える世界有数の輸送技術専門見本市が開催されます。InnoTransは、新しい展示ホールhub27などメッセ・ベルリンの全敷地を使用して開催いたします。現在、展示スペースの95%に出展企業がすでに決まっています。3,500mの軌道を有する屋外エリアはすでに全出展企業が決定しています。「InnoTransを開催するための環境や昨今の情勢を考えると、このように多くの企業が出展してくださるとは予想だにしていませんでした。それだけに、関係者は皆、個人的な交流ができることを大変楽しみにしています。InnoTransは、モビリティ業界最大のグローバルプラットフォームです。その市場カバー率は他の追随を許さないほどです。」InnoTransディレクターKerstin Schulzは話します。

屋外エリアの軌道で100台以上の車両をライブで体験

屋外エリアでは、今年もInnoTransが世界デビューとなる車両など100台以上の車両が展示されます。 Siemens Mobilityとドイツ鉄道は、H2goesRailプロジェクトと新世代の水素列車Mireo Plus Hを紹介します。Stadlerは今年、7台の車を発表します。スロバキアの貨車メーカーであるTatravagónkaは、ブースに車両を6台展示予定であり、これは注目の展示になりそうです。また、DB Regioの未来のS-BahnであるIdeenzug Cityは、12のテーマワールド、座面を座位・立位に自動設定可能なシート、柔軟に設定を変更できる客室、インタラクティブウィンドウ、eスクーターホルダーなどを備えており、注目です。また、Alstom、 Siemens、Vossloh 、Plasser、Theurerをはじめ、出展企業によるプレゼンテーションもあります。

バス展示: InnoTransで活躍するバス達

展示会場の中心にあるサマーガーデンのバス展示では、運行中のバスを紹介しています。Solaris、Van Hool、Ebusco、Sileoなどが、500mのテストコースで、代替燃料を使用するエンジンを搭載した最新のバスとそれに関連する充電インフラを紹介します。現在、12台のバスが運行のデモンストレーションを行う予定です。オランダのEbuscoは、EVバスStadtbus 3.0を出展します。EVバスは大幅に軽量化、1回の充電で最大575kmという航続距離の向上を実現しました。ポーランドのバスメーカー、Solarisは、Solaris Urbino electricを展示します。革新的な技術ソリューションにより、バスの運行時間について実質的な制限がなくなりました。これはドイツ交通フォーラムのテーマともなっています。2022年9月22日(木)14:00より、hub27にて「市民サービスとしてのモビリティ – サステナブル、スマート、ユビキタス」をテーマとして国際バスフォーラムが開催されます。

「気候変動の時代におけるモビリティの未来」: Volker Wissing大臣を迎えてのオープニングセレモニー

2022年9月20日(火)午前10時、InnoTransはPalais.Berlinでの公式オープニングイベントからスタートします。産業界、科学界、政界など、国内外のトップクラスの方々1000名以上をご招待しています。

この注目のイベントに外国からのゲストを迎えるホストは、連邦交通・デジタルインフラ大臣であるVolker Wissing大臣です。EUの運輸担当委員Adina Vălean氏もご来場されます。

パネルディスカッションには、ドイツ鉄道株式会社取締役会長Richard Lutz氏、チェコ鉄道会社(České dráhy)CEOのMichal Krapinec氏がご登壇くださいます。

産業界からは、モデレーターとしてConny Czymoch氏、Siemens Mobility、CEO Michael Peter氏、Alstom社長 Henri Poupart-Lafarge氏、Stadler Rail Transport 、CEO Peter Spuhler氏が登壇されます。

コンフェレンスコーナー: 第1回国際ハイパーループ会議の開催

2022年9月23日(金)、InnoTransにて、ハイパーループ会議がHall 15.2で初開催されます。ハイパーループ会議は、高速輸送に関する世界初の国際会議です。

ハイパーループ会議のオープニングではOliver Luksic氏(連邦運輸・デジタルインフラ省政務官)、Carlo M. Borghini氏(欧州鉄道共同事業体常務取締役)、Keir Fitch氏(欧州委員会移動総局鉄道安全・相互運用性ユニット長)、Thomas Jarzombek氏(CDU/CSU教育・研究議員連盟報道官)がご挨拶されます。

ハイパーループ会議では、今後の超高速輸送に関する興味深いテーマを基調講演、パネルディスカッション、専門家による講義、そしてHYPERLOOP SAFARIと様々な型式でご紹介します。旅客輸送におけるハイパーループエコシステムの課題、貨物輸送の課題をテーマにしたディスカッションフォーラムを2つ開催予定です。ハイパーループ会議の詳細については、www.hyperloopconference.comをご覧ください。

ハイパーループについてはZELEROSとHardt Hyperloopがジョイントブースをホール4.2スタンド№238に出展していますので、ぜひご覧ください。

InnoTrans Plus: デジタルで予約し、ネットワークを活用

新しいデジタルプラットフォーム「InnoTrans Plus」をフル活用ください。約2,500の出展企業、2,400の製品、1,500のユーザープロファイルが登録されており、参加者はInnoTrans PlusでInnoTrans訪問の予習とフォローアップができます。ユーザーは、プロフィールを作成してネットワークを構築し、InnoTrans情報を入手し、事前にアポイントメントを取ったり、ウェビナーに参加したりすることができます。

InnoTrans開催期間中は、InnoTransコンベンションとサポートプログラム全体のライブストリームを、InnoTrans終了後も同様の内容をオンデマンドでご覧いただけます。

InnoTrans について

InnoTrans は2年毎にベルリンで開催される国際鉄道技術見本市です。 前回は、61 ヶ国  3,062 の出展者が参加し、149 ヶ国から153,421 人のビジターが来場して、世界の鉄道業界の革新技術について情報を集めました。本見本市は、Railway Technology(鉄道技術)、Railway Infrastructure(鉄道インフラ)、Public Transport(公共交通)、Interiors(インテリア)、Tunnel Construction(トンネル技術)の 5 つの部門に分かれています。InnoTrans はメッセ・ベルリンが主催します。第 13 回 InnoTrans は 2022 年 9 月 20 日~ 23 日の期間、メッセ・ベルリン国際見本市会場で開催されます。詳細については www.innotrans.com をご覧ください。